2016-12-19 きみの名は 昔むかしは自分の名を名乗ることがとても重要な意をもったと認識していた。私はこの水に浸る糸 一瞬で染め上がるその速さ その浸透は自分でも驚くこの水に濡れると決めて この世に戻ってきたとおもふ自分のこのよごれ もうとれないんじゃなかろうかと あせるとき ここにきたいみをおもひおこす金も色も力も光も わたしには邪魔になりえるここに来ると決めたわたしに悪いここを知らなければ ここを身を持って感じなければ この身体に入れて ともに考えなければこたえはつくれない